耳鳴りという慢性病について。対処法には耳栓がわりと効く、という話。

唐突だけど、僕は耳鳴り餅です。
耳鳴りとは、なんにも音がしないような場所でも、耳の奥でシュワシュワ音が鳴り響くような症状のことをいいます。
一過性の症状もあれば慢性(治らない)の症状もあるのでけっこう厄介なものです。

耳鳴りになった原因

は、3年くらい前にパチスロを打ったのが原因です(断言)。
店から嫌がらせを受けたのか聴覚を破壊せんばかりに音量が(次第に)上がり、店から出る時には耳がおかしくなってました。
グワングワンと頭の中で響く感じです。
数日経っても耳がグワワングワワン響いて直る気配がなかったので耳鼻科にいったら騒音性難聴と診断されました。
その後、
ステロイド剤を処方してもらい、ある程度は収まったものの、以来左耳にシャアシャアとした蝉の鳴き声が常に鳴り響く後遺症を患う羽目になったというわけです。

以上が僕が耳鳴り持ちになった経緯。
実から出たサビっぽいですが、パチンコ屋というのは音量を外部操作で上げ下げ出来るのでけっこう本気攻撃をくらったのは確かです。
パチンコ屋は騒音の坩堝なので注意してください。

耳鳴りは治らない?

テレビかなんかで聞いたことですが、耳鳴りが発生する根本的な理由はいまだわかっていないそうです。

一説には軽度の難聴症状の一種で、弱まった特定の周波数を聞こう(補完?)と聴覚が過敏に反応している状態ではないか?とされているとか。
しかし、心理的な要因でも耳鳴りは起こるので本当のところはわかってないみたいです。
そんなわけで、「耳鳴りを治す方法」というのも今ひとつ確立されていないのが現状です。

多分、心理的要因でなった耳鳴りは時期が経てば治る可能性は高いのではないでしょうか?
僕のように騒音性難聴を経由した耳鳴りは完治する見込みはかなり低いような気がします。
わりと早めに治療しに行ったのに、後遺症として残ってるのだからもうどうしょうもありません。
一生慢性化した耳鳴りと共存していかねばならない..ということを今では覚悟しています。

やってみた耳鳴り改善対策

耳鳴りが治らない..という事実に一時期は精神状態が悪くなったものです。
今はある程度慣れてますが、当時はもう静寂を体感することが出来ないんだ、もう駄目だ…とかなり悲観に暮れてました。
いつだってシャァシャァ頭の中でセミが鳴ってるのだからそりゃ当然ですね。

でもまあ、そこでうな垂れててもどうしょうもありません。
自分なりの対処方法を模索することにしました。
どうすれば耳鳴りが気にならなくなるか?という改善方法です。
色々と試行錯誤をしてみましたが、なかでも特に効果があった..と思われるのは以下の2つです。

①自然環境音(川の流れなど)を日常的に聞く
耳栓をつけて生活する

どちらも耳鳴りを根治する療法ではなく、あくまでも気にならないようにするための心構え的な対処方法です。
自然環境音のCDを日中イヤホンで聞き、寝るときは耳栓をする。
それを数ヶ月間続けていたら、次第に脳が耳鳴りと共存出来るよう進化(対応)していき、今では当初ほど気にならなくなりました。

ダラダラ長文を書いてしまいましたが今回の100均ネタは耳栓です。
なので、僕が耳栓を付けるようになった由来を解説してみました。
もし、僕と同様に耳鳴り症状に悩んでいるのであれば、上でやってみた対処方法を試してみて下さい。
費用もかからないし、駄目で元々と思えば気も楽なものです。
万人に効果がある!と断言は出来ませんが、一時でも気が紛れてくれれば幸いです。

セリアで買った耳栓

セリア,耳栓2

さて、今回買った100均商品「耳栓」のレビューに入りたいと思います。
購入店はセリア。
品名もそのまんま「耳せん」です。

セリア,耳栓

こちらの耳栓はモリトクという会社が販売している製品です。
製造国はMADE IN USA。

3M社の耳栓?

セリア,耳栓

製造国がアメリカということは分かりました。
じゃあ、それがどこの会社で作られているんだいボウヤ?と、気になったのでネットで調べてみたところ、
どうやら3M(スリーエムヘルスケア)の1100という型番のOEMである可能性が高いようです。

詳しい商品説明は以下のとおり。

3M社ホームページ:http://www.mmm.co.jp/ohesd/hearing/plug.html

1100 性能表 (オレンジ)
周波数(Hz) 125 250 500 1000 2000 4000 8000
遮音値(dB) 34.4 39.9 41.7 40.7 37.5 43.7 47.2
標準偏差(dB) 4.8 4.9 5.4 3.8 3.2 3.6 6.5
310-1001 性能表 (E-A-R™ クラシック™)
周波数(Hz) 125 250 500 1000 2000 4000 8000 NRR
遮音値(dB) 35.6 36.8 38.7 37.4 38.0 45.9 46.6 29
標準偏差(dB) 4.6 4.4 2.9 3.8 3.2 4.1 4.2

性能表については3Mのホームページからの抜粋になります。
上の表は今回購入したオレンジの耳栓と同じ型番。
下の表(E-A-Rクラシック)はダイソーで売られている黄色い耳栓と同じ型番かと思われます。

こうして性能を比べてみると、全般的に1100の方が遮音性能は優れているようです。
しかし、一番低い低域においては黄色の方が若干上になっています。
つまり、振動音とか体に響く系の音を軽減したい場合は黄色を選んでおいた方が効果が高い!ということになります。
バンドマンやクラブに通う系の人は黄色の耳栓を選んだ方が良さそうですね。

キャンドゥに売られていた類似品

IMG_2094

ちなみみキャンドゥでも同じものと思われるオレンジの耳栓がありました。

IMG_2095

こちらも製造国が米国製と記載されてました。

耳せん:アメリカ製
ケース:中国製
加工:日本

しかし、「加工」が日本ってのはどういう意味でしょうかね?
送られてきた耳栓とケースを工場(作業所)で梱包してるだけではないのでしょうか?
それって加工っていえるのか?
..意地悪な邪推はこのくらいにしておきますが、このオレンジ耳栓が100均界隈においてオーソドックスな商品であることが伺えます。

まとめ買いするのもアリ

3Mの1100はAmazonや楽天でも売られていて、まとめて買うことで一組おおよそ5~60円で買うことが出来ます。
つまり、100均で購入すると割安なようで実は少し割高となります。
常用するつもりであれば、まとめ買いする方がお得です。

遮音性能について

は、しっかり装着していればそれなりに高いと思います。
でも、一度外してしまうとかなりフニャフニャと頼りない柔らかさになり、遮音性能は確実に下がってしまいます。
また、装着もしにくくなります。
耐用期間はせいぜい1週間くらいのものかと思います。

ダイソーの黄色耳栓と比べてみた印象

付け心地:オレンジ>黄色
耐久力:黄色>オレンジ
遮音性能:ほぼ同等

といった感じ。
(あくまで主観です)

多分、
柔らかい耳栓の方が耳への負担は少ないと思うので、常に耳栓を付けてる僕のような人にはオレンジの方が適しているような気がします。
今のところ、このオレンジを使い続けるかどうかは未定ですが、1週間くらい装着したうえで良さそうだったらまとめ買いしても良いかな?と思ってます。

おわり

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