生きてると、唐突にアレが食べたい..という欲求が芽生えてくることがある。僕の場合だと“温泉卵”がまさにそれだった。
温泉卵はご存知のとおり、温泉のお湯or蒸気で茹でて作った“ゆで卵”のことだ。
茹で加減にも様々あるが、とりわけ人気なのはトロリとした絶妙な“半熟”具合のやつ。半熟温玉とでも呼ぶのか?とにかく、僕はそれが食べたい。早く食べたい。…なんとかしてくれぇぇぇーー!
そう思ってた矢先のこと、セリアにてなんと「温泉たまご器」なる容器が売られてるのを発見。説明書きを読むと、電子レンジなしで13分で作れるという。しかも”本格“なのが…。
むむ…本当なのか〜?僕が食べたいのは“程よい半熟卵”なんだけどこの容器でイケるのかぁ?!……いや、疑っても仕方ない。気になるなら買って試せば良い話である。
まあそんなわけで一個買ってみた次第。さて結果やいかに?!
パッケージセロハンを眺めていくと…。
裏面には詳しい作り方の解説が。
読む限り、猿でも作れるんじゃ?と思えるほど簡単な内容だ。
ほうほう…BPAフリーにメードインジャパンか。なるほど…。んで製造元は何処なの?というと…
……えっ?!マジで??!
や…や…山田かぁーーー!!!!!!!!?!!
…特に意識したわけじゃないが、今回で“3連続”の山田ネタとなってしまった。重ねて言うが、意識したわけじゃあない。
作る前の予行練習。
ケースをパカっと開けて卵を2個セット。お湯をジャーして13分間wait。そしたら温泉卵完成!というわけでR。
使った後は、各パーツを外して洗っておけばヨシ!
それでは、さっそく作ってみるとすっぺ。
温泉たまご器の実践
卵2個入れてヨシ!熱湯をジャーと満杯近く(ってか線のある所)まで注ぎ、フタをしてwait。これでほぼ終い。
底から熱湯が少しづつ流れる様子を確認。…ヨシッ!
そして、13分が経過。ちーん
さてさて…ほんのり温かな卵だが、本当に“温泉卵”になってるのだろうか?……にわかには信じられない。
だが、それでも信じなくてはならない時がある。例え違う結果になったとしても…だ。そいじゃあ、割るよ?…いいね?
カンカン…パカッ…………??!
え…?!
Eeeeeeーー!!!!!????
…………………というわけで、結果はご覧のとおり。温泉卵どころか生卵にちょっと熱が通っただけの“半生卵”に終えてしまった。これは失敗と言わざるおえない。ふ…不覚。
……なお、失敗の原因だが、それは容器というよりはこちらのミスにある。
使った卵がマズかった。冷蔵庫に入れてた卵をそのまま使ったのが失敗した要因だ。冷蔵庫に入れてた卵だち冷えきってしまってるため、熱の通りが悪くなってしまう。結果、13分では足りず“半生”に終えてしまったのだ。
ゆで卵は“常温保管”の卵で作るもの。料理の常識を無視するとこうなってしまう..という良い見本だ。
常温卵ならば違う結果になったはず…。そう思いつつ、残った卵に熱湯を半分ほど足して様子見したところ、今度は“温泉卵風”に仕上がった。美味しそうかどうかはさておき…だが。
以上、当方の腕前不足もあり、美味しそうに作れなかったのは少し残念に思う。しかしながら、容器自体はいたって「まとも」。やりようによってはより”本格”な温泉卵が作れそうだ。ひき続き、試行錯誤してみたい。
最後、今回のミスを踏まえて作り方のアドバイスをまとめておいた。もしこの容器を使って“温泉たまご”を作るのであれば参考にしてもらえれば幸いだ。
■「温泉たまご器」を使う時のアドバイス♪
・常温保存の卵を使うこと。冷蔵庫に入れてた卵を使うしばらく置いて常温に戻してから使うようにしよう。
・室温が低い場合だと、常温保存の卵でもうまく温泉卵にならない可能性がある。その場合は、お湯を少し足して湯加減を調節してみよう。
おしまい