日常発生したゴミの中でとりわけ“かさばるモノ“といえば、筆頭に挙がるのはおそらくペットボトルだろう。
ペットボトルは厄介なことに、中身があろうがなろうがサイズ自体は永遠とそのままである。
ゆえに、潰さずにポリ袋にまとめ保管しておくとすぐ一杯になり、さらにそれらが増えるとゴミ置きスペースがキャパオーバーとなり、ゆくゆくは汚部屋になってた…なんて事態も珍しい話じゃあない。
大袈裟な物言い?いや、ペットボトルの処分というのはそれなりに気を使うものなのだ。
ダイソーのペチャンコポンプという圧縮ポンプを買ってみた
かさばって邪魔なら潰して「ペチャンコ」にしてしまえばー? という話である。そらそうだ。ペチャンコにして縮めてしまえば問題は解決だ。
そこで!今回ダイソーで入手したのは、なんとペットボトルをおおよそ1/4にまで縮めることが出来る吸引装置である。
品名は「ペチャンコポンプ」。
そのまんまなネーミング。価格はやや割高な200円商品だが、こいつを使えばかさばばるペットボトルを圧縮処分出来るならばむしろ安い買い物だ。さて、本当に圧縮できるのだろうか?そいじゃあ見てみよう。
見た目は、どこかで見たような形をしたポンプ。
使い方もなにも、ペットボトルの飲み口に吸込み口を挿し入れ、まん丸レバーを引くと…。
空気が吸引されていく仕組みとなる。ペットボトルの口から内側の空気を根こそぎ…というわけだ。
■使い方図解
ペットボトルの飲み口に吸込み口を押し込む。
ハンドルレバーをスポッと引くとペットボトル内部の空気がどんどん抜けシナシナに。
実践してみた様子
家にあったペットボトルはたったの2個だけ。案外少なくない?って感じだったが、僕自身は家でペットボトル飲料を飲まないことを思い出した。
先ずは、小ぶりな500mlサイズのペットボトルで実践。
レバーを一回引いただけではたいして変化は見られなかったが…。
5回、6回とポンプをシュコシュコ引いていくと明らかに変化が生じ…。
そしてペットボトルはヘコーと凹み、これ以上はレバーが引けなくなった時点でSTOP。
吸込み口を外し、フタを閉める。これで、
圧縮成功!! V(^O^)V
というわけだ。
表記どおり1/4になった風には見えないが、半分サイズには縮まった。かかった時間は10秒程度。慣れたら5秒くらいでこの状態に持っていけそうだ。
引き続き、今度は2リットルのお茶ボトルで吸引実践。
シュッシュシュッシュ……
2リットルボトルは素材が薄いため500lボトルと比べ圧縮具合が明らかに違っていた。
まるで丸めたビニール袋のようだ。
実践はここまで。明らかに1/4になったのは2ℓボトルであり、厚みのある500mlボトルだとおよそ半分サイズに…という結果に終えた。
感想
というわけで、ペチャンコポンプの性能は全く問題はなく、確かなものであることは判明した。
こ、これは…NICE!!あまりのナイスぶりに腰が抜けてしまった。拍手喝采できるGoodなアイテムだ!…と結論付けておこう。
ただーし!一方、性能面以外での問題がひとつあるので、そのことも言及しておく。けっこう大切なことだ。
…お気付きの人もいるだろうが、ペットボトルは資源ゴミでありゴミ出しする時は、本体とフィルム、フタとに分別して出すことが基本ルールでありマナーである。生活してる自治体によって細かなルールに違いはあるが、一般論としては分別して出すが正解なのだ。
しかしながら、このペチャンコポンプでペットボトルを圧縮させ、その状態を保つには吸引後にフタを閉めておかねばならない。そうしないと、時間が経つと共に形状が復元されてしまうのだ。。
もうお分かりだろう。つまり、圧縮させたまま(フタした状態)でゴミ出しするとルール違反になる可能性が高いということだ。
Uuum…意外なところに盲点があった、としか言いようがない。
この問題への対策だが、ゴミ出しする際に改めてフタを外して処分するくらいしか対処法はないと思う。幸い、フタなしでも圧縮は完全復元するわけではなく、1/2程度には状態は保たれている。ゴミ置きスペースの省スペース化にはなんだかんだで役立ちそうだ。
以上
オマケ GIF
3倍速で再生。30秒くらいでペチャンコにすることが出来た。