石油ダメ、ガス駄目、エアコン無理と選択肢が限定されてたこともあり、結局カーボンヒーターなる遠赤外線型電気ストーブにしました。
似たようなのでシーズヒーターというのもあってどっちにしようか迷いましたが、店員からカーボンのが立ち上がりが早くて暖かいですよーと言われたのでそのままこっちに決定。
ちなみにセラミックファンヒーターは電気代のわりにはそんなに暖かくないですよ..とのことです。
まあそんなわけで少しレビューしてみます。
製品詳細ページ
https://www.corona.co.jp/heating/electric_heater/slimcarbon.html
コロナ スリムカーボンDH-C917
値段は15000円弱。
ネット通販見るとも少し安く買えますが友達の働いてる店なんでうるさいこと言わずそのまま買いました。
大きさは縦におよそ90cmあるのでデカいというよりは長いです。
6畳一間の狭い部屋なんでこんなデカいの置いてこりゃ失敗か?とちょい思ったりです。
■製品仕様
ヒーター:遠赤外線カーボンヒーター
電源:100V(50/60Hz)
消費電力:900W~350W(10段階)
電流:9A
電源コード長:1.9m
重さ:3.4kg
寸法:高さ897×幅306×奥行306mm
そのほか機能:転倒OFF、首振り機能、過熱防止装置
裏側。
持ち手が付いてるので持ち運びはわりと楽。
機能は色々あります。
・10段階温度調整
・最大3時間までの3段階タイマー
・チャイルドロック
・首振り運転
・6時間自動停止機能
僕的にはタイマー機能が備わってたのがこのスリムカーボンにした決定打ですね。
安いカーボンヒーターだとタイマー機能がないのが大半。うっかり派の僕だと朝つけて出てって夜まで付けっ放し..とか余裕であり得るのでタイマー機能は必須機能でした。
本体は分解することも可能..ってほど大袈裟なもんじゃないけど、手前のアミは取り外し出来ます。
定期的にアミを外し、中にたまったホコリを掃除しとくこともこの手のストーブではやっておかねばならないこと。
ホコリ溜めておくと火災トラブルの元ですから。
運転した様子。けっこう赤々としてますが、これは温度調整でいうところの一番弱の1。しかしながら案外暖かです。
こちらは最大出力の10。こう言うちゃなんだけど目の前にいるとヤケドを予感するくらいの熱量です。
高出力で使う時は首振りonにしてた方が良さそう。
感想
質問コーナー的に色々と感想をまとめておきました。先ずは参考までに。
部屋全体を暖めることは可能か?
んー…答えは微妙だけど、狭い部屋に限定すればそこそこは暖かくなりますね。あくまでそこそこは、ですが。
はっきしいえば、石油ストーブやエアコンみたいにTシャツ一枚で過ごせるほどは暖まりませんよ。広い部屋だとなおさら無理。
6畳くらいの狭い部屋でかつ東北とか北海道以外の比較的寒くない地域だったらなんとかなりそうな熱量はあります。
でもまあ、なんだかんだ半径2m以内に置いといてスポット的にポカポカ暖まる装置です。
電気代はどんな感じ?
まだひと月経ってないのでなんとも..ですが、おおよそこれくらい料金上がるなーという数字なら予測は出来ます。
温度調節つまみ設定位置と消費電力
1:350w 2:420w 3:480w 4:540w 5:600w 6:660w 7:720w 8:780w 9:840w 10:900w
(取り扱い説明書より)
温度調節つまみの位置が最弱1の場合、消費電力は350w。一日に5時間使うと仮定すると関西電力基準で一日45.53円かかる見込みです。
計算に使ったサイト:
https://testpage.jp/tool/denkidai.php
最弱運転で1日10時間、30日使うとすればおおよそ2800円くらい。案外、省エネ仕様です。
カーボンヒーターと他の遠赤外線ヒーターとの違いについて
調べてみましたが、まあ..どれも似たようなものですね。
大きな違いは熱源がカーボンかニクロム線を使ってるか?でして、そこからちょこちょこと仕様が違ってます。
カーボンヒーターの特徴
・カーボン(炭素繊維)を石英管(ガラス管のようなもの)で囲い、熱源とした遠赤外線ストーブ
・ハロゲンヒーターの約2倍の熱効率があるとされる
・(暖まるまでの)立ち上がりが早い
・グラファイトヒーターもカーボンヒーターの一種でカーボンの中でも黒鉛を使用してるとのこと
シーズヒーターの特徴
・金属管にニクロム線を入れ、酸化マグネシウムなどの絶縁体を充填した遠赤外線ストーブ
・金属管ゆえに破損に強い
・遠赤外線の放出量がカーボンヒーターより多い
・赤熱発光が少ない
・(暖まるまでの)立ち上げりがやや遅い
・メーカーによって呼び方が異なるため確認する必要がある
その他のヒーター
・従来の石英管ストーブ
石英管に入れたニクロム線を熱源としたストーブ。安価で手ごろ価格ではあるが熱効率はあまり宜しくない
・ハロゲンヒーター
ハロゲンランプを熱源としたストーブ。一時期人気だったがハロゲンランプが消耗することで割れたり、発火or発煙するなど被害が相次いだことにより今はあまり製造されておらず
まとめ
というわけで、ここまで。
総じて感想を言えば、なんだかんだで悪くないですよ。
最初デカいの買ってもうたなーと思ったけど高さがあるおかげで、目の前にドーンあって、こうして座ると実に全身ポカポカ。居心地良いです。
もし、この手のヒーターの購入を考えてるのであればちょいと嵩張るけど背高タイプのを検討するのもアリだと思います。
以上